この記事では、SONYから発売されている純正リモートコマンダーのRMT-P1BTを紹介しています。
カメラを直接操作せずに撮影する方法はいくつかありますが、安定性・快適性を考えると最もおすすめできるのがリモートコマンダー(RMT-P1BT)となります。
安定性を求める場合はリモート撮影専用機器がおすすめで、かつ屋外で撮影したい、自撮りなどカメラから離れた場所から撮影したい場合は無線接続できるモデルがおすすめです。
SONY RMT-P1BTの基本性能
- 無線(Bluetooth)接続
- リモコン操作のレスポンスが早い
- 防塵・防滴、高温・低温に配慮した設計
- 軽量・コンパクト設計
- ボタン半押し(ピント合わせ)可能
- ズーム・フォーカス操作可能
- スチル/ムービー撮影に対応
項目 | SONY ECM-B10 |
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サイズ | 縦116.5 × 横33 × 厚さ15.1mm |
重さ | 約35g(電池含まず) |
付属品 | リチウムコイン電池(CR2032) |
公式価格 | 8,470(税込/2023年8月時点) |
ボタン電池を採用することで小型化を実現しています。また防塵・防滴設計のため太陽光の下や水辺でも安心して使用することができます。
SONY RMT-P1BTの外観と操作性
リモコン表面には5つのボタンとLEDランプが設置されています。
中央のレリーズ/RECボタンは半押し可能なためAFに対応しています。
AF-ON,C1ボタン
AF-ON,C1ボタンを使用することができ、カメラ側で機能を割り当てておくことで設定を呼び出すことができます。
私の場合はAF-ONにAPS-Cモードを割り当てることで擬似1.5倍ズームにしています。
MOVIE/STILL
動画と静止画を切り替えることができます。
動画を撮影したいときはMOVIEに、静止画を撮影したいときはSTILL側に切り替えて使います。
ZOOM/FOCUS
ZOOM/FOCUSを切り替えた後は「+」「−」ボタンで操作することができます。ただし、ZOOM操作は通常のズームレンズでは操作できないなど制約があります。
- パワーズームレンズであれば操作可能
- RAWデータ撮影時は操作できない
フォーカスモードであればリモコン操作可能なため、使い勝手がよくなります。Creators’ Appのアプリと連動させることで、リモートでもスマホ画面でピントを確認しながらフォーマスポイントの調整ができます。
- カメラ側でマニュアルフォーカスモードを選択
残念な点として、Creators’ Appの接続性が改善するわけでは無いため、相変わらず切断されることは多いです。
LOCK
LOCKしていないとカメラと接続されっぱなしになり、誤動作の原因にもなります。収納するときや移動するときはLOCKをする癖をつけるようにしています。
その他
背面には溝があります。グリップが効いて持ちやすく疲れにくい。
底面はストラップをつけられるようになっていて、カラビナなどでカバンに取り付けることができます。
SONY RMT-P1BTを使用した感想
スマホアプリでリモート撮影するのとは異なり、レスポンスが早く安定して動作するため気に入っています。
ただし撮影時の画面は当然ながら確認が難しいです。個人の視力にもよりますが、バリアングルモニターであれば画角やどこにフォーカスがあたっているかはある程度確認できます。
距離が遠い場合でも慣れれば勘で撮れますが、スマホで画面を確認しながら撮影も可能です。
SONYカメラでレリーズ撮影をするならベストな選択
- カメラとの接続、操作レスポンスが早い
- 安定した接続の安心感(電池切以外で断無し)
- コンパクトで持ち運びに嵩張らない
- 電池の消費は少し大きい
- ピント確認が難しい
SONY RMT-P1BT レビュー まとめ
SONY RMT-P1BTについて紹介してきました。
SONYカメラでレリーズ撮影をするならベストな選択であるため、機能性や使い勝手の良いリモートコマンダーを探している方におすすめです。
純正のためリモートコマンダーとしての価格は高いですが、満足のいく撮影ライフになること間違いなしです。