【NiSi 可変NDフィルター レビュー】正確な色再現性|効果と作例紹介【TRUE COLOR VARIO】

この記事では、NiSiから発売されている可変NDフィルター TRUE COLOR VARIOのレビューをしています。

TRUE COLOR VARIOはNDフィルターなので、光の量を減らしたい時に使用します。可変のためND2〜ND32と1枚で対応することができます。

ND2の場合、光量は1/2になり、ND32だと1/32にまで減光することができます。


NDフィルターは光量が多い場所、例えば天気の良い日にシャッタースピードを遅くして撮影したい時に利用します。滝から落ちる水や川の流れを線として表現できます。


作例もあわせて紹介していくため、NiSiの可変NDフィルターの購入を迷っている方は参考にしてください。

記事の内容
  • RUE COLOR VARIOとは?
  • RUE COLOR VARIOの作例紹介
目次

NiSi 可変NDフィルターの付属品

外観はブラックのフィルターとシルバーの調整リングとなっています。

付属品は本体以外にも持ち運びに便利なフィルターケース、レンズキャップ、調整リングを回しやすくする操作レバーとなります。

付属品
  • フィルターケース
  • レンズキャップ
  • 可変ND True Color VND本体
  • 操作レバー

調整リングは調整しやすいですが、残念なことにフィルター前枠のサイズが一回り大きくなるため、純正フードが装着できなくなります。

NiSi 可変NDフィルターの特徴

NiSi 可変NDフィルターの特徴は大きく6点あります。

TRUE COLOR VARIOの特徴
  • 1枚で5段分の減光域
  • Xムラを抑えた設計
  • NiSi独自のTrue Colorテクノロジー
  • ARコーティング
  • 撥水汚染コーティング
  • 紫外線や高温への耐久性

1枚で5段分の減光域

1〜5ストップ(ND2〜32)の範囲でND濃度を調整できます。

NDフィルターは複数枚重ねることで減光域を調整することができますが、1枚で5段階調整できます。

複数枚持ち歩かなくても良い、重ねる手間が省けるメリットがあります。

5段階の減光域

  • 1/2・・・光の量を2分の1に調整
  • 1/4・・・光の量を4分の1に調整
  • 1/8・・・光の量を8分の1に調整
  • 1/16・・・光の量を16分の1に調整
  • 1/32・・・光の量を32分の1に調整

1/32で足りない時は他のNDフィルターを重ねることも可能です。

Xムラを抑えた設計

ストッパーでフィルターの可動域を制御することで、X状のムラを抑制します。

偏光膜を使用しているすべての可変NDフィルターにおいてXムラは原理状避けられないと言われていますが、ND32までと控えめなのもあってXムラの発生は確認していません。

NiSi独自のTrue Colorテクノロジー

出典:Amazon

NiSi独自の技術を採用したTrue Colorテクノロジーにより、可変NDフィルターの課題であった色被りを解消しています。

nisiのフィルターを初めて使ったが、色被りのなさに驚愕した!白い被写体もそのままの綺麗な白で撮影できた!

引用:Amazon

色の変化が少なく、またXムラも出づらいため普段は動画メインで、たまには写真も撮るって方だとつけっぱなしの運用でオケーなとこがおすすめポイントです。

引用:Amazon

可変NDフィルターでは最も精度が良い

引用:Amazon

ARコーティング

ナノコーティング技術でゴーストやフレアを抑え、解像感のあるクリアな映像に仕上げます。

実際に撮影してみて、逆行時のフレアは確かに少ないです。

撥水汚染コーティング

フィルター表面についた水滴や指紋を布でサッと拭くだけで綺麗に拭き取ることができます。

取り外しの多いレンズフィルターには嬉しいコーティングです。

紫外線や高温への耐久性

耐久性については長期間使い続けないと評価できませんが、NiSiが過酷な環境でも長年使い続けられると断言しているため信頼することにします。

可変NDは紫外線や高温下に長時間晒されることで変色し、写真や映像の色に影響を及ぼす課題がありました。TRUE COLORテクノロジーは紫外線や熱に強いフィルムを採用することでこの問題を解決し、過酷な環境でも長年使い続けられる可変NDを開発しました。

引用:Amazon

NiSi 可変NDフィルターとフィルター無しの写真を比

すべてNDフィルターあり(ND32)で撮影した画像になります。

適度な明るさを維持しながらも、水は絹のように撮影できています。

撮影時のポイントはマニュアルモードで撮影し、ISOは100〜200で固定しておくことです。
画面を見ながらシャッタースピードやF値で明るさを調整していきます。

ISO100、シャッタースピード2秒、F2.8
ISO100、シャッタースピード3.5秒、F2.8
ISO100、シャッタースピード1秒、F1.4

NiSi 可変NDフィルター レビュー まとめ

NiSi 可変NDフィルター(TRUE COLOR VARIO)のレビューと写真比較を行いました。

NDフィルターは光の量を調整することで、明るい場所でもシャッタースピードを遅くした撮影が可能になります。

被写体によってND濃度や使い方は変わってきますが、うまく使えればNDフィルターでしか表現できない写真を撮影することができます。


NiSi 可変NDフィルターの特徴

  • 1枚で5段分の減光域
  • Xムラを抑えた設計
  • NiSi独自のTrue Colorテクノロジー
  • ARコーティング
  • 撥水汚染コーティング
  • 紫外線や高温への耐久性

フィルター径の展開は12種類

撮影で使用した機材
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