カメラやレンズを保管する上で必須なのが「湿度の高い場所での保管を避ける」こと。特に梅雨の時期に放置しておくと内部にカビが生えるなど、故障のリスクが高くなります。
保管方法としては防湿庫、ドライボックスどちらかになりますが、カメラ機材が少ない方はドライボックスをおすすめします。
ドライボックスはアナログであるため乾燥剤を定期的に交換する必要がありますが、「場所を取らない」「故障のリスクが無い」「安い」といったメリットがあり、初心者でも取扱いが簡単です。
本記事ではHAKUBA ドライボックス NEO 5.5Lの使い勝手や、運用していく上でおすすめのガジェットを紹介してきます。
HAKUBA ドライボックス NEO 5.5Lの外観
5.5Lボックスの内寸は「高さ105mm、幅175mm、奥行250mm」となります。
一眼レフは収納可能で、レンズは本数が少なく超望遠など大型のレンズでなければ収納することができます。
蓋の内側にはゴムパッキンがついているため、しっかり密閉することで湿度の変化が起こりにくいつくりになっています。
また、乾燥剤をいれるためのトレイが装着(取り外し可能)されているため、乾燥剤が機材に当たって傷をつけるリスクを防いでくれます。
HAKUBA ドライボックス NEO 5.5Lの使用感
場所を取らずにカメラ機材を保管できるため、使用感としては満足しています。
防湿庫並に温度・湿度を一定に保つことは難しいですが、乾燥剤を使うため湿気には強くカビの発生を抑えることができています。
サイズもコンパクトなため直射日光が当たらない場所への移動も手軽にできます。
機材の収納具合
保管している機材は以下の3点です。
- SONY α7Ⅳ
- SEL35F14GM
- SEL24105G
レンズはどちらかを本体に装着したまま保管しています。
レンズ同士が若干干渉するため、片方にはぷちぷちを巻いて保管しています。
収納的にはギリギリなため、今後機材を増やす場合はドライボックスのサイズを大きくするか5.5Lのドライボックスを追加するか検討します。
温湿度計の管理方法
防湿庫であれば温度・湿度の管理は自動でおこなってくれますが、ドライボックスだとそうはいきません。
ドライボックスで温度・湿度の管理をするためには温湿度計を中に機材と一緒に収納しておく必要があるのですが、おすすめはSwitchBot 温湿度計プラスです。
アナログの音湿度計でも管理することはできますが、SwitchBot 温湿度計プラスであればスマホで温湿度を記録・管理することができるため、乾燥剤の交換忘れや急激な温度の変化に対応することができます。
HAKUBA ドライボックス NEO 5.5Lをおすすめできる人
HAKUBA ドライボックス NEO 5.5Lはカメラ機材が少ない方、保管スペースをコンパクトにしたい方、安価にカメラ機材を保管したい方におすすめです。
また、可能性は低いですが防湿庫も機械なので壊れる可能性もあります。その点、ドライボックスであれば乾燥剤を取り替えるだけなので故障のリスクは0です。
反対に機材が多い方、一定した温度・湿度を保ちたい方、鍵をつけて第三者から機材を守りたい方は防湿庫がおすすめです。
HAKUBA ドライボックス NEOのサイズ展開
HAKUBAのドライボックスは3サイズ展開されているためまとめて紹介していきます。
本記事でレビューをした5.5Lモデルになりますが、他に9.5L、15Lも発売されています。15Lモデルにはキャスターがついているため移動も楽になります。
9.5Lサイズは5.5Lサイズよりも高さが2倍になってるため、レンズのサイズによっては立てて保管することができます。