デジタル一眼カメラとしてα7Ⅳを愛用していますが、このカメラは写真も動画も満足できるクオリティで撮影できる一台となります。(アマチュア目線)
しかし、カメラ性能だけではカバーできないのが「音」です。動画撮影をする機会がたまにあるのですが、内蔵マイクだといまいち音の満足度が高くありませんでした。
そこで評判の高い、sony純正のマイクを購入。内蔵マイクよりも音質が良くなり、コンパクト設計のため私のようなライトユーザーにもおすすめできるマイクだと感じました。
この記事ではコンパクトかつ指向性を変えることができるSONY ECM-B10を紹介していきますので、気になっている方はぜひ参考にしてください。
ECM-B10の基本性能
- 物理スイッチで3つの指向性を選択可能
- 徹底したノイズ抑制で劣化のない高音質録音
- バッテリーレス、接続ケーブル不要
- 防塵・防滴設計
- 小型、軽量
項目 | SONY ECM-B10 |
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サイズ | 幅 27.4 mm x 高さ 81.7 mm x 奥行き 79.3 mm (ウインドスクリーン、突起部を除く) |
重さ | 72 g(本体のみ) |
シュー形状 | マルチインターフェースシュー |
電源 | マルチインターフェースシュー |
サウンド | モノラル |
指向性 | 鋭指向性/単一指向性/全指向性 (切替) |
付属品 | ウインドスクリーン、ポーチ、端子保護キャップ |
公式価格 | 31,900(税込/2023年8月時点) |
コンパクト設計ながら動作にケーブル/バッテリーは不要なため取り扱いや持ち運びが簡単です。また、音を録音する上で重要な「ノイズ除去」の機能も搭載されているため動画に雑音が入るのを防止してくれます。
ECM-B10の外観
本体の付属品はポーチ、ウィンドスクリーン、説明書がとなります。
本体はこちら。ウィンドスクリーンがないとあまりマイク感がないです。あと本当に軽い。
丸いところがマイクユニットになっていて、下の土台でノイズカットやローカットなどの信号処理をおこなっています。
背面にはダイヤルやスイッチがあります。マイク設定はすべてこの物理スイッチで行えるため、カメラ側を操作する手間がなくなります。
- DIGITAL/ANALOGスイッチ
- 指向性切り替えスイッチ
- フィルタースイッチ
- AUDIO LEVELダイヤル
- アッテネータ(ATT)スイッチ
- AUTO/MANスイッチ
こちらはカメラとの接続部分です。マルチインターフェースシュー対応。カメラに取り付けるだけでECM-B10を使用することができます。カメラから直接給電されるため、バッテリーや電池も不要です。
ウィンドスクリーン(風防)になります。屋外の雑音やパソコンの動作音など、生活音含めた雑音を遮断してくれます。またホコリやチリがマイク部分から内部に侵入することや落下時の衝撃をやわらげる役割があります。
α7ⅳ装着時
装着はシュー端子に差し込むのみ。カメラ側での設定は不要で、接続したタイミングからカメラ側で認識します。
接続状態で動画するとECM-B10で集音してくれます。
SONY ECM-B10と内蔵マイクの対応機種
信号変換はデジタル・アナログに対応していますが、デジタル変換に対応しているのは一部の機種のみであるため注意が必要です。
アナログ伝送機器でも利用は可能ですが、音の変換回数が増えるため若干音質も劣化することになります。デジタルオーディオインターフェースに対応していない場合でもノイズ軽減等は動作します。
SONY ECM-B10 レビューまとめ
SONY ECM-B10を紹介してきました。
結果的には動画を撮るライトユーザーやクリエイターにはおすすめしたい製品となります。機能性や音質など性能に対してコンパクトなため、気軽に持ち運べます。
SONYのカメラ限定、かつデジタルオーディオインターフェースに対応しているのは一部の機器のみですが、動画撮影用のマイクを探している、カメラの内蔵マイクに納得していないという人には特におすすめです。