α7ⅣはSONYから発売されているフルサイズミラーレスカメラになり、2021年12月17日に発売されました。
2018年に発売された人気機種であるα7Ⅲの後継機であり、次世代のスタンダート機の立ち位置として発売前から高い注目を集めていました。
この記事では、α7Ⅳの外観から作例まで、基本・詳細情報を含めて紹介しています。
α7Ⅳの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
余談ですが、管理人としては初の「フルサイズミラーレスカメラ」になります。
- α7Ⅳの開封、作例紹介
- α7Ⅳの基本情報、詳細情報を紹介
α7Ⅳの基本情報
α7Ⅳは2018年に発売されたα7Ⅲの後継機になります。
α7ⅢはSONYのフルサイズミラーレスの中でも「スタンダード機」の扱いであり、その後継機であるα7Ⅳもスタンダード機の位置付けになります。
しかし、「Beyond Basic」次代の、新基準へ。というキャッチフレーズをSONYから与えられており、他のスタンダード機と比較しても高いスペック持っています。
α7Ⅳの性能(スペック)
スペック(仕様)は公式HPにも記載されていますが、ここではポイントをいくつかに絞って記載しています。
特に注目すべきは「画像処理エンジン」「有効画素数」「高精度は瞳AF(フォーカス機能)」「写真も動画も快適に撮影できるハイブリッド性」になります。
カメラ性能 | α7Ⅳ |
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画像処理エンジン | BIONS XR |
有効画素数 | 約3300万画素 |
総画素数 | 約3410万画素 |
シャッター速度範囲 | 静止画撮影時: 1/8000-30秒 バルブ、動画撮影時: 1/8000-1/4秒 |
検出方式 | ファストハイブリッドAF |
検出素子 | ExmorR CMOS センサー |
測許点 | 759点 |
瞳AF | 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
連写速度 | 最大約10コマ/秒 |
ISO感度(推奨露光指数) | 静止画:ISO100-51200 動画:ISO100-51200 |
総ドット数 | ファインダー:3,686,400ドット 液晶モニター:1,036,800ドット |
動画記録形式 | XAVC S XAVC S-I XAVC HS 4:2:2 10bit |
4K撮影 | 60p UHD ~600Mbps |
クロップ | 4K 30p なし 4K 60p S35 |
手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
使用温度範囲 | 0 – 40°C |
USB | USB 3.1 Gen2 |
WiFi | 5GHz対応 |
画像処理エンジン
項目 | α7Ⅳ |
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画像処理エンジン | BIONS XR |
上位モデルであるα1やα7sⅢに搭載された最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」採用しています。
AF、画像認識、現像といったリアルタイム処理をBIONZ XRに集約することにより、従来のα7Ⅲが搭載している「BIONZ X」の最大約8倍の高速処理が可能となりました。
これにより、静止画・動画処理能力を大幅に向上させています。
イメージセンサー・画素数
項目 | α7Ⅳ |
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カメラ有効画素数 | 約3,300万画素 |
総画素数 | 約3,410万画素 |
検出素子 | ExmorR CMOS センサー |
有効約3300万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しています。
CMOSセンサーは消費電力が少なく、処理速度が早いといった特徴があります。
フォーカス機能
項目 | α7Ⅳ |
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検出方式 | ファストハイブリッドAF |
測許点 | 759点 |
瞳AF | 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
オートフォーカスの検出範囲として、イメージセンサーの撮影領域の約94%に配置されています。α7Ⅲの693点から759点に測距点が大幅に増加しています。
また、「リアルタイムトラッキング」を搭載しています。これは動く被写体に対してシャッターボタンを半押しするだけでAIが自動追尾してくれるため、いつシャッターを切っても被写体にフォーカスが合う機能となります。
リアルタイムトラッキングは人物、動物、鳥の自動追尾に加え、左右の目を選択して追尾することが可能となりました。
連写速度
項目 | α7Ⅳ |
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連写速度 | 最大約10コマ/秒 |
1秒間に最大10コマ撮影することができます。
無音・無振動のサイレント撮影では7コマ/秒、ライブビュー方式では8コマ/秒のAF/AR追随高速連写が可能です。
ISO感度
項目 | α7Ⅳ |
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ISO感度(推奨露光指数) | 静止画:ISO100-51200 動画:ISO100-51200 |
常用ISO感度は100-51200となり、静止画・動画共通となります。
手ブレ補正
項目 | α7Ⅳ |
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手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
上位モデルに搭載されている高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載しています。
5.5段光学式5軸ボディ内手ブレ補正により、有効約3300万画素の高解像性能を最大限に引き出すことができます。
動画性能
項目 | α7Ⅳ |
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測距点数 | 759点 |
瞳AF | 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
ISO感度(推奨露光指数) | 動画:ISO100-51200 |
総ドット数 | ファインダー:3,686,400ドット 液晶モニター:1,036,800ドット |
動画記録形式 | XAVC S XAVC S-I XAVC HS 4:2:2 10bit |
4K撮影 | 60p UHD ~600Mbps |
クロップ | 4K 30p なし 4K 60p S35 |
手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
写真性能だけでなく、動画性能も優れています。
動画撮影・写真撮影の切り替えは物理ダイヤルで簡単に変えられます。
動画撮影では用途にあわせてフォーマットをSuper 35mm・フルサイズから選択可能です。
フルサイズ時は4K(QFHD:3840×2160)の映像に必要な画素数の3.3倍(7K相当)の豊富な情報量を凝縮して4K映像として出力します。
これにより、モアレやジャギーが少なくなり、解像感に優れた4K動画の画質を実現しています。
α7Ⅳの外観
正面になります。高級感のある見た目で、重さもあいまって手にフィットしやすい形状になっています。
背面モニターはバリアングルを採用しています。
光軸からモニターが外れるため、視線のズレが発生するなど言われていますが、実際に使ってみるとすぐに慣れます。
項目 | α7Ⅳ |
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重量(本体) | 項目 |
重量(本体+バッテリー+メモリーカード) | 項目 |
外形寸法 | 約13.1×96.4×79.8mm |
モニター可動方式 | バリアングル |
タッチメニュー | タッチ操作可能 |
シャッター閉鎖機能 | 有 |
α7Ⅳの付属品
付属品はカメラボディを含めて7種類あります。
ショルダーストラップはSONY α7Ⅳの刺繍が大きく入っているため好みが分かれるところだと思いますが、デザインさえ気に入れば買い足す必要がないのは嬉しいところです。
- カメラボディ(キャップ付き)
- ACアダプタ(コンセント/5V)
- NP-FZ100(リチャージャブルバッテリーパック)
- USB Type-C ケーブル
- ショルダーストラップ
- スタートガイド
- 保証書
SEL35F14GMを同時購入
フルサイズミラーレス機を購入するのが初なので、レンズも同時に購入しています。
Gマスターレンズなため性能こそ最高峰ですが、価格もそれなりに高いのが痛いところです。
レンズは1本だけ購入しようと考えており、商品撮影・スナップ・風景を全てある程度はカバーできる35mmレンズを選んでいます。
- レンズプロテクター
- 円偏光フィルター
レンズを守るためにレンズプロテクターを購入しています。
風景用や商品撮影時の光の反射を和らげるために円偏光フィルターも購入。
同時に購入したアクセサリー
α7Ⅳ購入にあたり、必要なアクセサリー一式も同時に購入しています。
- 液晶保護フィルム
- リストストラップ
- 予備バッテリー
- バッテリーチャージャー(リチャージャブルバッテリーパックNP-FZ100)
- レンズペン(フィルタークリア)
- カメラ保管ケース+防湿剤+温湿度計
液晶保護フィルムやカメラ保管セットは必須だと思いますが、それ以外のアクセサリーは実際の使用に役立つであろうと考え購入しています。
カメラ保管は防湿庫と迷ったのですが、コスパとスペースの関係でプラスチック製のケースにしました。
ケースの中に防湿剤と温湿度計と入れておき、スマートフォンから温度・湿度を確認できるようにしています。
α7Ⅳ作例紹介
作例で使用したレンズはSEL35F14GM(35mm大口径広角単焦点レンズ)になります。
すべてJPEG撮って出しの色合いとなります。
α7Ⅳレビューまとめ
α7Ⅳの基本・詳細情報と同時購入品、作例について紹介しました。
スタンダード機以上の性能を備えた文句なしのスペックで、写真・カメラ初心者でもそれっぽい写真や映像が撮影できてしまいます。
価格としては大きな買い物になりますが、予算の都合さえつけば最初の1台に選んでも後悔することはないかと思います。