本記事ではSAPHIR(サフィール)のレノマット リムーバーを利用して、デスクマットに塗ったレノベイティングクリーム(革製品の傷隠し/色補修をするクリーム)を落とす過程を紹介していきます。
色補修クリームはサフィールの補修クリーム(ブラック)です。今回革製のデスクマットに厚塗りしすぎて逆に目立つため落とすことにしました。
- 革製品の頑固な汚れや古いクリーム、ワックスを効果的に除去できる
- 革へダメージを与えにくい中性(ph7)のクリーナー
- 柔らかい布に少量を含ませて拭くだけで作業が簡単
- プロの職人や革製品メーカーで使用されていて信頼性が高い
- 溶剤系かつ揮発性が高いため作業時には換気必須
SAPHIR(サフィール)レノマット リムーバー 使用の流れ
今回落とす汚れは上記の画像に広がっているサフィールの補修クリーム(ブラック)になります。
光の反射とかを気にしているうちに異常なまでにクリームを厚く広範囲に広げて塗ってしまいました。違和感しかないため、一度リセットするためにSAPHIR(サフィール)レノマット リムーバーを使って全て落としていきます。
全体の流れは簡単4ステップです。(汚れ具合を確認しながら3−4を繰り返します。)
- 使用する製品のゴミや埃を落とす
- 本体を振る
- 布に有機溶剤を少量染み込ませて拭く
- 15分経過後、乾いた布で再度拭く
使用する製品のゴミや埃を落とす
溶剤が製品に浸透しやすくなるように、あらかじめ軽く表面の汚れを落とします。
革製品の汚れ落としには馬毛ブラシがおすすめです。革靴や革製品全般に使用できるため、1つ持って置くと便利です。
本体を振る
使用する前は容器の中で溶剤が分離しているため、蓋がしっかり閉まっていることを確認した後に軽く振ります。振ると全体が白くなります。
布に有機溶剤を少量染み込ませて拭く
本来の使い方通り布に溶剤を染み込ませながらクリームを落としていこうと試みましたが、クリームが分厚すぎて少しずつしか補修クリームを落とすことができません。
布が黒くなっていくため補修クリームは落とせていますが、長時間溶剤を使用するのは避けたかったため以降の方法で時短しています。
今回実施した方法
本来の使い方とは異なりますが、少量ずつやっていてもきりがなかったので溶剤を直接製品にばら撒いて3分経ったら布で拭くといったことを行いました。
少量ずつ使う以上に換気に注意して実施しています。サーキュレーターは必須。同じように実施する場合は自己責任でお願いします。
少しずつ分厚いクリームが剥がれていきます。感覚で言うと液体のりをプラスチックから少しずつ剥がしていくイメージ。
補修クリームが塊になりながら落とすことができました。
もともと革へのダメージが少ない溶剤になっているため、クリームだけをきれいに落とすことができました。
他の場所と比較しても全くわからない状態で満足のいく仕上がり。
SAPHIR(サフィール)レノマット リムーバー 注意点
便利なアイテムではありますが、使用する上での注意点や使用を避けるべき場所についても十分に理解しておく必要があります。
- 目立たない場所でテスト
- 初めて使用する場合は目立たない場所でテストし、色落ちや変色がないかを確認
- 十分な換気
- 使用するときは十分に換気し、閉鎖された空間での使用は厳禁
- サーキュレーターを使って外に風を送るなど対策をする
- 手袋を着用
- 肌が敏感な人は直接肌に触れないようにする
- 他のクリーナーとの併用は避ける
- 他の化学薬品と混ざることで化学反応を起こす可能性があるため注意
使用を避けるべき場所(天然革以外はNG)
- デリケートな素材
- デリケートな素材や特殊加工の革(ヌバックやスエード)。専用クリーナーをおすすめします。
- 染色の弱い革
- 色落ちや変色のリスクが高い
- 合成皮革やプラスチック製品
- 天然革用に設計されているため、これらの製品には適していない
- 加工革や天然革以外に使用すると加工部分が溶ける可能性がある
SAPHIR(サフィール)レノマット リムーバー まとめ
汚れだけでなく、分厚く塗った補修クリームも落とすことができるため、革製品の汚れを落としたい・補修クリームを使って失敗したのを修正したいといった用途を十分に満たしてくれます。
揮発性が高いため使用する場合は換気が必須ですが、プロの職人や革製品メーカーで利用されているだけあって信頼性が高く効果も抜群なため、革製品の汚れや補修クリームに失敗した人におすすめできます。
- 革製品の頑固な汚れや古いクリーム、ワックスを効果的に除去できる
- 革へダメージを与えにくい中性(ph7)のクリーナー
- 柔らかい布に少量を含ませて拭くだけで作業が簡単
- プロの職人や革製品メーカーで使用されていて信頼性が高い
- 溶剤系かつ揮発性が高いため作業時には換気必須