SSD(Solid State Drive:ソリットステートドライブ)はHHDと異なり、以下のようなメリットがあります。
- 衝撃を受けても故障率が低い
- 読み書きの速度が早い
- 動作音が静か
- コンパクトで軽い
反対に価格に対しての容量がHDDと比較して小さいデメリットはありますが、基本的にはメリットが多いことが特徴です。
この記事では、SanDiskから発売されているポータブルSSDの中でも最上位モデルのExtreme Pro E82を紹介をしていきます。
- SanDisk 外付けSSDの種類別特徴を紹介
- SanDisk ポータブル外付けSSD Extream Pro E81 レビュー
SanDisk ポータブル外付けSSD 製品別の特徴
SanDiskのポータブルSSDのGHシリーズは4種類あり、それぞれの型番から複数の容量がラインナップされています。
型番によってはIP55の防塵防気性能も備えているため、水や粉塵、落下などの衝撃にも耐えることができます。
また、パスワードロック機能もあり、セキュリティ対策ができるため安心して使用することができます。
どちらでフォーマットしてもWindows、MacOS両方で使用することができます。
▼SanDisk ポータブル外付けSSD GHシリーズ一覧
項目/型番 | Extreme ProE81 | Extreme E61 | Extreme E60 | E30 |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
容量 | 1TB/2TB | 500GB/1TB/2TB | 500GB/1TB/2TB | 480GB/1TB/2TB |
最大読み出し速度 | 2000MB/秒 | 1050MB/秒 | 550MB/秒 | 520MB/秒 |
最大書き込み速度 | 2000MB/秒 | 1000MB/秒 | – | – |
接続インターフェイス | USB 3.2 Gen 2×2 (USB Type-C) | USB 3.2 Gen 2 (USB Type-C) | USB 3.2 Gen 2 (USB Type-C) | USB 3.2 Gen 2 (USB Type-C) |
付属ケーブル・コネクタ | USB Type-C <-> USB Type-C USB Type-C <-> USB Type-A | USB Type-C <-> USB Type-C 変換コネクタ:USB Type-A変換アダプタ | USB Type-C <-> USB Type-C 変換コネクタ:USB Type-A変換アダプタ | SB Type-C <-> USB Type-A 変換コネクタ:なし |
本体寸法、重さ | 57.8 x 110.8 x 10.3mm | 2.5 x 100.8 x 9.6mm | 49.55 x 96.20 x 8.85mm | 46.90 x 96.90 x 9.91mm |
重さ | 77.5g | 52g | 38.9g | 40g |
IP55 防塵防滴性能 | 対応 | 対応 | 対応 | – |
256ビットハードウェア暗号化 パスワードロック機能 | 対応 | 対応 | – | – |
SanDisk ポータブル外付けSSDの評判
ECサイト(Amazonや楽天)や比較サイト(価格.com)など、レビューのほとんどは高評価となります。
デザイン性、コンパクトなサイズ感、読み書き速度が早い、Windows・MacOS・PS4・PS5などOSや機器を問わず使える点が評価されています。
▼ECサイトの口コミ抜粋(Amazonから引用)
- デザインが良く、早い。バックアップに使用している。
- 少し高いがこれ以上の安定性と高速性を満たす商品は他に無い。
- 熱くならない。薄い。
- カタログ2000M/秒に対して1000M/秒しか出ない。
SanDisk ポータブル外付けSSD Extreme Pro E81のレビュー
Extreme Pro E81を使用してのレビューとなります。
利用用途は高画質画像・RAW画像の保存で、Windows・Mac mini M1で利用しています。
利用して感じた評価は以下になります。
- 防滴・防塵性能が高く持ち運びのハードルが低い
- コンパクトなサイズでデスクスペースを占領しない
- Windows、MacOS両方で使用できる
- SSDのため静音、読み出し速度も高速
- アルミフレームによって放熱性が高く、デザイン性も上がる
- HDDや他のSSDと比較して値段が高い
安心のIP55 防滴・防塵性能
防滴・防塵性能はIP55です。IP規格は防水保護構造及び保護等級になり、日本工業規格等で規格化されています。
左の数値が第1記号で固形物・粉塵に対する等級になり、右の数値が第2記号で水の侵入に対する等級になります。
- 第1記号:5=耐塵型(安全を損なう程の 料の粉塵が内部に侵入しない)
- 第2記号:5=水中への浸漬に対する保護(いかなる方向からの水の直接 噴流によっても有害な影響を 受けない)
参考:IP規格・防水保護構造及び保護等級(PDFに飛びます)
放熱性・堅牢性を高める鋳造アルミニウムフレーム
オレンジ部分は全てアルミニウムフレームなので、動作時の熱はそこから放出されるようになります。
Sandisk 外付けSSDでは唯一E81のみがアルミニウムフレーム仕様になっています。
NVMe採用の超高速転送:カタログ値は読み書き2000Mbps
Extreme Pro E81のカタログスペックは読み書き最大2000M/秒になります。
- 最大読み出し速度 2000M/秒
- 最大書き込み速度 2000M/秒
それぞれの実測値について確認していくと、残念ながら2000Mbpsを確認することができませんでした。
読み込み速度は約1039Mbps、書き込み速度は903Mbpsとなりました。
Windows、MacOS両方で使用できる
Windows ・Mac OSどちらでフォーマットをしても、両方のOSで使用することができます。
パスワードロックのソフトウェアも両OSで動作するため、セキュリティを維持することができます。
パスワードロックを有効にするには、SSDに格納している以下のファイルを実行した後にパスワードを設定することで有効にすることができます。
詳細な設定はこちら(公式サイト)
- Macからインストールする場合:Install SanDisk Software for Mac.dmg
- Windowsからインストールする場合:Install SanDisk Software for Windows.exe
MacOSでインストールすればWindowsでインストールする必要はありません。
※反対にWindowsでインストールすればMacOSでインストールは必要ありません。
▼SanDisk Extreme ドライブロック機能
容量は3種類から選べる
SanDisK Extreme Pro E81は1T、2T、4Tのラインナップとなります。
4Tになると9万円を超えます。
簡単に手を出せる金額ではありませんが、製品は5年保証となります。大量のRAWデータや動画の保管を考えている場合は購入を考えても良いでしょう。
SanDisk ポータブル外付けSSD まとめ
SanDisk ポータブル外付けSSDの中で最もスペックの高いExtreme Pro E81について紹介しました。
SanDisk(サンディスク)はアメリカ合衆国に本拠地を置き、フラッシュメモリ・メモリカード・SSDの製造販売を行なっている信頼のできるメーカーになります。
- 防滴・防塵性能が高く持ち運びのハードルが低い
- コンパクトなサイズでデスクスペースを占領しない
- Windows、MacOS両方で使用できる
- SSDのため静音、読み出し速度も高速
- アルミフレームによって放熱性が高く、デザイン性も上がる
- HDDや他のSSDと比較して値段が高い
SSDであるためHDDと比較すると少し値段は高いですが、性能が高くSSDを探している人の参考になれば幸いです。