キーボードは数多くの種類があり、価格もさまざまです。
購入の基準は人それぞれだと思いますが、私が仕事用のキーボードを選ぶときに基準にしていることは以下のとおりです。
- ワイヤレス接続可能なこと
- キータッチが軽く、打鍵音が小さい
- アイソレーション設計
- テンキー有
ワイヤレス接続可能なものを選ぶのは、ケーブルが机の上に配線されないよう、スッキリさせたいためです。Bluetoothモデルであればキーボード単体で動作させることができるため、ドングルを接続するためにUSBポートを使う必要もありません。
更にワイヤレスタイプであれば充電式のモデルも多く、電池を購入・入れ替えするなどの手間が無くなるのもポイントです。
キーストロークが深いとタイピングのたびにカチャカチャと音が出るため、浅い静かなものを選ぶようにしています。テレワーク・リモートワークでのWeb会議時、相手に不快な音を与えないようにするためです。
テンキーは数字を打つ時に使用します。数字を打つ場合、テンキーだとミスが減り早く打てます。キーボード自体が大きくなるデメリットがありますが、機能性を優先してテンキー有モデルを選んでいます。
これら全てを満たすのが、今回紹介するLogicool KX800 MX Keysです。上記の基準に加えて、バックライト・ワンタッチで接続機器を切り替えられる特徴もあります。
- デザイン性に優れたキーボードを探している
- ワイヤレス、充電式キーボードを探している
- Windows / MACなど、複数パソコン・OSを一つのキーボードで操作したい
Logicool KX800 MX Keysの概要
付属品、基本スペック、外観を紹介していきます。
Logicool KX800 MX Keysの付属品
付属品は以下になります。
- KX800 MX Keys 本体
- Unifying-USBレシーバー
- USB-A to USB-Cケーブル
Unifying-USBレシーバーは使用しなくてもキーボードとの接続自体は可能です。電波が不安定な場所や、Bluetoothを内蔵していない古いパソコンと接続するときに活躍します。レシーバー1個で最大3台のデバイスを登録することができます。
KX800 MX Keysはバッテリー駆動のため、定期的な充電が必要です。付属のケーブルを使用すると約4時間でフル充電でき、使用頻度が少なければ70日まで使用することが出来ます。もちろん、付属のケーブルを紛失した場合でも市販のケーブルで充電可能です。
付属のケーブルには「logi」の刻印が入っています。ケーブルタイ(マジックテープ式)付きなので、まとめるのも簡単です。
右上側面で充電することができます。電源ON/OFFのボタンも同じ場所にあります。
Logicool KX800 MX Keysの基本スペック
基本情報を以下の表にまとめました。
外観 | |
寸法 | (横×奥行×高さ)mm : 430 x 20.5 x 131 |
重量 | 810g |
接続方法 | Unifying-USB(レシーバー)、Bluetooth |
充電端子 | USB-C |
キー形状 | パンタグラフ |
キー配列 | JIS日本語配列 |
キー数 | 113 |
対応OS | Windows、MAC、Linux、Android、iOS |
本体カラー | グラファイト |
幅はテンキーがある関係で幅広になっているため大きく、重さも1kg近くあります。折り畳みもできないため基本的は自宅や会社に据え置きして使うことになります。
接続方法はBluetoothで快適に扱えます。遅延や途切れることも今のところ経験していません。(付属品のレシーバーを用いて接続することも可能です。)
Logicool KX800 MX Keysの外観
本体は113個のキー配列になっています(キー配列は日本語配列)。
グラファイトカラー(グレー系)であり、質感も重厚感があり見た目はグッドです。
キーの印字は少し特殊になっていて、Windowsキーと、Macのoptで同じキー、WindowsのaltキーとMacのcmdキーが同じキーになっています。
WindowsとMacを切り替えながら使用することもできるため、Windows用・MAC用それぞれのキー役割が印字されているのはミス防止にもつながり好感触です。
上部には「logi」が印字されています。この色が濃い部分にバッテリーが内蔵されていて、少し重い仕上がりになっています。バッテリー内蔵型であると電池を購入する手間や交換する手間が省け、重さによってキーボード自体が安定するため、タイピングも安定します。
Locicool KX800 MX Keysの特徴
大きな特徴として以下の3点があります。
- 心地いいキーストローク
- ワンタッチで接続デバイスを切り替えできる
- 専用ソフトでカスタマイズできる
それぞれ解説していきます。
心地いいキーストローク
機構はパンタグラフ式キーボードを採用しています。心地よくタイピングすることができ、音も小さめです。
キーには”Perfect Strokeキー”を搭載。キーの一つ一つが球場にくぼんでいて、指先にフィットします。これにより、ブラインドタッチ時も違和感がなく、タイプミスも減少します。
本体はメタルプレートで頑丈なつくりになっていて、タイピング時にキーボードがズレたり振動することがありません。背面にゴム足がついているため滑ることもないです。
ワンタッチで接続デバイスを切替可能
1台のMX keysに対して最大3台のデバイスとペアリングでき、Easy-Switchボタンを押すことで瞬時に接続するデバイスを切り替えることができます。
WindowsとMAC両方に対応しているため、Easy-Switchボタンで切り替えながら1台のキーボードで操作できるようになります。
専用ソフトでカスタム可能
専用ソフトの”Logi option”をパソコンにインストールすることで、キー配列を変更したり割り当ての変更をすることができます。
例えば、1キーをプッシュすることでWEBブラウザを立ち上げたり、Windowsのジェスチャーを割り当てることが可能です。
キー配列のカスタム(ボタン割り当て)以外にも、バックライトを無効化したり、バッテリー残量を通知させたりと、様々な設定が可能です。
Easy-Switchの登録も確認可能で、私はキー1にWindows、キー2にMACを登録しています。
Logicool KX800 MX Keysの注意点
機能や使い勝手は非常に満足しています。注意点としてはサイズやキーボード配列に気を付けるようにしましょう。
テンキーを備えているため大きめ
サイズは(横×奥行×高さ)mm : 430 x 20.5 x 131になります。厚みは薄いため圧迫感は無いですが、購入の際はデスクスペースと相談になります。
配列はJIS
紹介しているキーボード配列は一般的なJIS配列になるため、US配列を求めている場合は注意が必要です。ただ、別製品としてUS配列/MAC向けキーレイアウトモデルのKX800M MX KEYS for Macも発売されているため、気になる場合は確認してみてください。
持ち運び向けでは無い
テンキーが備え付けられているため少し大きめです。また、重さも800gほどあるため持ち運びには適していません。
Logicool KX800 MX Keysの口コミ・評判
- 筐体が薄く、質量も有り安定していてキーの打ち心地は良い
- キーのタッチとストロークの感触と深さのバランスが良い
- 本体の重さもあって置いた時の安定性がとても良い
- 打鍵感が無い
- バックライトがホワイトから変更できない
- キーボードの配列が微妙に他と違って使いにくい
総合的には好評価が多いです。初期不良や打鍵感が合わない、などの理由で低評価がつけられています。
Logicool KX800 MX Keys レビューまとめ
Logicool KX800 MX Keysのレビューを行いました。使用感としては非常に満足していて、以下のようなキーボードを探している方にはベストな選択になります。
▼おすすめできるポイント
- 無線接続できる
- キータッチが浅く軽快にタイピングできる
- テンキー搭載
- バックライトがお洒落(オフも可能)
加えて、充電式のモデルや複数のOSに対して1台のキーボードを扱いたいという方にもオススメします。
反面、以下のようなキーボードを探している方は満足できない可能性があります。
▼悩ましいポイント
- 有線キーボードを探している
- キータッチが深いモデルを探している
- テンキーはいらない
- バックライトをいろいろな色にカスタムしたい
補足(パームレスト)
紹介している画像の中にパームレストがありますが、ロジクール純正のパームレストを使用しています。パームレストは必須ではありませんが、手首の下にクッションができることで、長時間キーボードを使用しての手首の負担を減らしたり、腱鞘炎予防に効果があると言われています。