Jabra elite 85t | v1.38.0 ファームウェアアップデート方法と機能紹介

GNオーディオジャパンが展開しているオーディオブランド「Jabara」から発売されている完全ワイヤレスイヤホン「Elite 85t」は、発売当時はカラー展開が乏しい状況でしたが、月日が経つにつれて新色カラーが展開されています。

また、ファームウェアのリリースバージョンも更新され続け、発売後も進化を続けているイヤホンになります。2020年11月19日には「v1.27.0」、2021年2月1日には「v1.38.0」、2021年3月30日には「v2.0.0」がリリースされました。

ゴールドベージュグレー


この記事では、「v1.38.0」へアップデートする方法と更新された機能について解説していきます。

リリースバージョン1.38.0の詳細
  • MyFit(新機能)追加:個人に合ったフィット位置を提供することでANC(アクティブノイズキャンセル)のパフォーマンスを向上させる
  • Hear Through(外部音取込機能):OFFモード切替を追加
  • ヘッドセット名の変更が可能になる
  • 充電残量が低い場合のケースLED表示を更新
  • パフォーマンスと安定性を向上


今発売されているモデルを購入する場合はファームウェアバーションアップは必要ありませんが、中古品などを購入する方の参考になれば幸いです。

記事の内容
  • Jabra Elite 85t 「v1.38.0」アップデート方法と必要な時間
  • Jabra Elite 85t 「v1.38.0」アップデート後の新機能
目次

Version 1.38.0へのアップデート方法

アップデートは非常に簡単で、合計30分程度で完了します。

必要なものは、Jabra Sound+(スマートフォンアプリ)とJabra Elite 85t(本体+充電ケース)のみ。

スマホートフォンとJabra Elite 85tがBluetooth接続されている状態でJabra Sound+のアプリを起動すると、「ファームウェアの準備ができました」とポップアップが表示されます。

「更新」を選びます。

アップデートの最終確認画面が表示されます。ここから先はJabra Elite 85tを使用して音楽などを聴くのは止めましょう。

「今すぐ更新」を選択します。

ダウンロードが始まります。通信環境にもよると思いますが約5分程で完了します。

ダウンロードが完了したら「使用許諾契約に同意」の画面が表示されるため、「同意する」を選択します。

アップデートをするために、充電ケースへJabra Elite 85tをセットします。必ずケースのフタをするようにしましょう。(フタをしないとアップデートが開始されません。)

紫色に点滅し、約15分程度で消灯(アップデートが完了)します。

再度スマートフォンとBluetooth接続後にJabra Sound+を開くと以下の画面が表示されます。

MyFitを選択すると、「MyFit」⇒「サウンドモードの選択」⇒「ヘッドセット名変更」の順に新機能の確認と設定を行うことができます。(設定の変更はいつでもJabra Sound+のアプリケーションから可能)


新機能1 : Myfitで最適な装着位置を確認

MyFitは、Jabra Sound+のスマートフォンアプリから利用できます。イヤホンを装着した状態でフィットテストを行うことにより、イヤージェルのサイズと位置を確認、ANCとオーディオ体験を最適化します。

再生ボタンを押すと6.5秒のマルチトーンが流れ、機器に内蔵されているマイクで音漏れがないかを自動チェックします。

イヤホンの位置が悪いなどの理由からどちらかのイヤホンで音漏れが検出された場合は画像の結果が表示されます。

良好なフィット感になるまで、イヤホンの位置の再調整やイヤージェルのサイズ変更を行い、「再度実行してください」を選択します。

良好なフィット状態となれば画像のように表示されます。


新機能1 : サウンドモード切替「OFF」が追加

サウンドモード切替では、従来の機能である「Hear Through(外部音取込機能)とACN(アクティブノイズキャンセル)に加え、両方の機能を利用しない「OFF」モードをイヤフォンから切り替えられるようになりました。

また、イヤホンから切り替えられるモードのパターンを3種類から選べるようになりました。


新機能1 : ヘッドセット名変更が可能に

ヘッドセット名の変更に対応しました。所有しているElite 85tに名前を付けられるため、ペアリングする時に他のElite 85tが検出された場合でも判別できるようになります。

名前は自由に変更することができます。(変更はいつでも可能)

Jabra Sound +上の表記も変わります。

ペアリングする時に変更した名前で検出できるようになります。

「Jabra Elite 85t」を「Jabra Elite 85ttt」に変更。(ペアリング先はWindows 10)


Version 1.38.0アップデートまとめ

カラーの紹介とファームウェアバージョンアップ方法について紹介しました。

私はチタニウムブラックを所有していますが、v1.38.0リリース時に発売されたゴールドベージュは高級感がありながらもかわいらしい印象、グレーについては抑えめな高級感とクールな印象に仕上がっています。

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無料アップデートによる新機能について

MyFitは、自分が装着する上でのイヤーパッドの大きさや位置を再確認できます。これまでは個人の感覚でサイズ感や位置を調整していましたが、それらをシステム的にチェックしてくれる機能です。

MyFitを行うことによって得られるメリットは3つです。

  • 「オーディオ体験の最適化」
  • 「アクティブノイズキャンセリング機能(ANC)の改善」
  • 「より深い低音を感じることができる」

Jabra Elite 85tは非常に音質が良い機器です。イヤホンの装着改善で音質の劣化や音漏れを防ぎ、より本来の音を楽しむことができるようになりました。


サウンドモード切替(OFFモード追加)は使うシチュエーションが無い印象です。

効果はANCとヒアスルーの中間程度です。私は基本ANCモードで、必要な時だけヒアスルーで外部音を取込む使い方をしているため、中途半端な「OFF」は使いどころが難しいと感じています。

ANCほど音を遮断しなくて外部音も少し自然に聴こえる程度にはなるので、音楽を聴きながらも車の走行音は少し聴こえるようになります。安全のために利用する機能だと捉えられます。

ヘッドセット名変更も今更ではありますが、スマートフォンみたいに機器の名称を変更できるのは面白いです。人気のあるイヤホンだからこそ新しく機能追加したのだと考えられます。

この機能のメリットはペアリング時に発揮されます。自分の近くにいる別の人がElite 85tを使用している場合、これまでは同じ名前で並んで表示されていましたが、名前の変更をすることで「誰の」Elite 85tなのかを区別することができます。(自動接続される場合は関係ないですが)

Jabra Elite 85tの詳細な機能についてはこちらの記事で紹介しています。

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